美味しすぎる!!【シラス漁見学ツアー】で食べたシラスが絶品でした。

2019年8月21日

恵豊かな瀬戸内海。
その中でも、広島湾で獲れる特に魅力的な代表的な魚介類7種(カキ、アナゴ、コイワシ、クロダイ、オニオコゼ、メバル、アサリ)は「広島湾七大海の幸」と呼ばれています。
「カタクチイワシ」は特に、我が家でもお世話になっていて、
6~8月に旬を迎える「コイワシ」をお刺身で食べると、それはそれは美味しくて大好きだし、
ホテルグランヴィア広島の子ども市場体験で「コイワシ」のさばき方を教わってから、親近感が出たのか子どもは妙に魚に興味をもって「コイワシ」をさばきたがるし、
カルシウムを多く含んでいるから、子どもには天ぷらにして夕食に出すし、
天ぷらが手間な時は「釜揚げシラス」をご飯に山盛りのせるだけで、子どもはテンション上がってモリモリ食べてくれるし、
子どもが通う保育園では「イリコ」がおやつとして登場するし、
もちろんだし汁として使うこともあるし、
何だかんだと結構な頻度で食卓に上がる食材です。

この度そんな「コイワシ」の魅力を探るツアー「シラス(コイワシ)漁見学ツアーin江田島」に参加してきました。このツアーは広島市経済観光局農林水産部水産課主催による広島県の食文化の継承と地産地消の推進を行うのも目的とした企画で、江田島市をはじめ各種地元企業の協力によって実現した非常に魅力あるものでした。以下体験レポを記していきます。

シラス(コイワシ)漁見学ツアーin江田島

観音マリーナ⇒(船移動45分)⇒鹿川漁協にて開会式⇒(船移動45分)⇒シラス漁見学(30分)⇒コイワシ業見学(30分)⇒(船移動45分)⇒白地水産株式会社 工場見学⇒シラス丼で昼食⇒閉会式⇒(船移動45分)⇒観音マリーナ
一日のスケジュールはこのようになっています。


出発は観音マリーナ。
一般応募参加者と各社報道機関が4隻の船に分かれて、江田島市能美町にある鹿川漁協に向けて出発します。
シラス(コイワシ)漁の県内漁獲量の大部分を占めるのは江田島なんです。
やっぱりキレイな海に囲まれている島だけありますね。

 


沖に出れば海の色がキレイなブルーに変わってきます。
最高気温36℃の猛暑日ですが、潮風が心地いい45分間のクルージングでした。
毎年夏に遊びに行くビーチは、元宇品ベイサイドビーチ坂ですが、
せっかくなら、こんなキレイな海で泳ぎたい・・・と思っていたら、

 


丁度江田島の「サンビーチおきみ」の目の前を通りました。
ここのビーチは透明度が高くて義父のオススメのビーチでもあります。
隣接した宿泊施設が2019年7月12日に「Uminos Spa & Resort(ウミノス スパ アンド リゾート)」としてリニューアルオープンしたばかりです。グランピング・サップなども取り入れる予定だそうで今後も注目の施設です。
もちろんビーチは宿泊者以外も利用可能で(利用料無料・駐車場600円)、スパリゾートにある日帰り温泉も利用できるとのことでした。(大人700円小人400円)
画像ではうまく映らなかったけど雰囲気が良さそうなキレイなビーチで絶対家族で遊びに行こうと計画中です。

開会式

江田島市能美町にある鹿川漁協に到着後、開会式が開催されます。
江田島の海に携わる方々の説明を聞き、
シラス(コイワシ)についてのミニ講座を受けたらいよいよ漁の見学に出発します。

シラス(コイワシ)漁見学


今回見学するのは、白地水産(株)の船。
早朝から海に仕掛けてあった、網をクレーンを使って引き上げると・・・
パンパンにシラスが入っています!これで大体500kgあるらしいです。
ドバーッと引き上げられる網が大迫力!!


そしてここからが素早い!!
引き上げたら速攻で水槽に入れます。
水槽の中には大量の氷があって、シラスと氷をしっかりとかき混ぜます。
この"かき混ぜる"ことがポイントだそうです。シラスの上に氷を乗せるだけだと、シラスの内部までは冷却することができないけど、しっかり"かき混ぜる"ことで、シラスを5℃以下に保持でき抜群の鮮度を保つことができるとか。
漁のお邪魔にならないように船上からの見学かと思いきや、

 


シラス漁の船に乗船できました!!
間近で見ると水槽はすごく大きくて、その中にシラスがギッシリと詰まっています。

 


そして取れたてホヤホヤのシラスを試食!!
おいしいー!!
うま味がギュギューッと詰まって雑味無し。そして魚にハリがあるんですよね。そして、魚が透き通っていてキレイなんです。海水が若干薄くなった塩味が何とも美味しくて、思わずもう一度手を突っ込んでおかわりします。

 


獲れたて生シラスに感動したままお次はカタクチイワシの見学に出発です。

 


こちらは捕獲の時から船上で見学できました。
2隻の船で協力しながら網を引き揚げると・・・
カタクチイワシが大量!!銀色に光りながら元気よく跳ね回っています
このカタクチイワシはイリコ用だそうです。

 


ザバーッと引き上げてこれまた水槽にアッという間に入れられます。
そして氷漬けにされて一気に冷却、鮮度を保ちます。
漁師さんのチームプレイが素晴らしい。
そしてカタクチイワシ漁の大迫力もさることながら、印象的だったのは、
漁師さんが活気にあふれて仕事をされていたこと。
声をかけてみると30代のリーダーが一人と、19歳~21歳のチームで構成されているとのこと。
網を引き揚げるときは緊張感あふれる真剣勝負ではありますが、笑顔多く雰囲気の良さを感じました。
白地水産(株)の社長さんも「若い社員が働きやすいように~」「こんな工夫しないと、若い人が辞めていくから~」など、
社員の働きやすい環境づくりにも力を入れていることが伺えました。
広島県産シラスを10代・20代の若い世代がしっかりと支えていて、働く環境も支えられていることが非常に頼もしいです。

工場見学

 


シラス・カタクチイワシ漁をされる白地水産(株)では、魚の捕獲だけでなく、製品への加工も同時に行っています。
今度はその工場見学に伺います。


シラス・カタクチイワシが取れた瞬間から徹底した鮮度管理を行われ、工場に運ばれたら直ぐに加工が施されます。
こちらはシラス。
何度も冷水で洗浄されたシラスが運ばれています。

 


そしてパックに分けられて、急速冷凍されていきます。
工場内では鮮度管理はもちろん、徹底した衛生管理もバッチリ。


徹底した鮮度・衛生管理によって完成した、
「お刺身 生しらす」は冷凍で2年間保存できます。
ほとんどの製品は関東に向け出荷され、広島県内にはあまり出回らないのが残念なところです・・・。
それでも江田島で白地水産(株)のシラスが食べられる食堂があるので、最後に紹介しますね。

 


お次はカタクチイワシ。


一気に釜で湯がいて、


乾燥させてイリコの完成です。

シラスの試食


そしていよいよシラスの試食!!
当然だけど「おいしいー!!」
贅沢にも生しらすと釜揚げシラスをダブル盛りです。
盛り放題と贅沢っぷり。
合わせて出たお吸い物もいい出汁が出ていました。きっとイリコ出汁なのかな!?

 


生シラスは加工されたものを流水解凍したもの。
せっかくなら解凍されていないそのままを食べたかったなぁ~と思いきや・・・
「アレっ!?船上で食べた取れたてホヤホヤのシラスと同じくらい美味しい!」
白地水産(株)の加工技術の底力を見た気がしました。
お土産で同じものを頂いたのですが、子どもも大満足。
「コレ美味しいよ。」とお替りしていました。衛生管理の整った工場を見てきただけに、幼児にだって抵抗なく食べさせてあげれました。

 

閉会式

食堂にて閉会式を終えて、お土産をどっさり貰ってツアーは終了。

美味しいシラスが食べられる場所

海辺の新鮮市場

白地水産(株)のシラスが提供される食堂は「海辺の新鮮市場」。
食事だけでなく地元でとれた鮮魚の販売もあるようですよ。


しらす丼定食900円

 

しらす専門店 SEALAS

せっかくならドライブがてら江田島に行きたいけど、
忙しくてなかなか行けない!!という人には「しらす専門店 SEALAS」はどうでしょう。
呉に工場がある「もみじ水産」で水揚げされるシラス料理が楽しめます。
しかも毎年初夏にシラス漁が解禁されると、朝獲れの生シラスが堪能できるそうです。

感想

シラス(カタクチイワシ)の魅力がとことん満喫できるツアーでした。
またシラス(カタクチイワシ)の一つが「広島湾七大海の幸」ですが、それにも頷けます。
シラス本当に美味しいのです。こんな美味しい海の恵みの幸が広島湾で取れるなんて考えてみれば幸運なことですよね。
白地水産(株)の加工過程を見ていただけに、子どもにも安心して提供できます。

シラスといえば離乳食の定番レシピ。
シラス+オクラ+納豆

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